2025菱実会定例総会記念講演「佐賀大学から生まれたAI企業の今」

update: 2025.09.29

【演題】佐賀大学から生まれたAI企業の今
【講師】猿澤 雄一 氏(株式会社オプティム)
【概要】
 佐賀大学から生まれたAI企業オプティムは創業25周年を迎え、最新の事業活動を紹介する講演を実施しました。本講演は、同社の最先端のビジネス展開を広く知っていただくことを目的としています。
 登壇者はオプティムの猿澤。2007年に佐賀大学に入学し、2013年3月に修了後、同社へ入社しました。学生時代は二つの学生団体で活動し、4年次から新井康平研究室に所属して地球観測衛星搭載センサの研究に従事。NPO法人鳳雛塾の横尾氏の紹介でオプティムを知り、社風に魅力を感じて入社した経緯を紹介しました。
 会社概要としては、佐賀・東京・神戸・飯塚の四拠点にオフィスを構え、正社員約400名のうち約7割がITエンジニアであることを説明しました。
 続いて主要サービスを取り上げ、「OPTiM Contract」は手書き・デジタル等形態を問わず契約書を一元管理し、AIが文字情報を読み取って契約期間等を自動抽出することで、ガバナンスと効率を高める点を紹介。加えて、AIによる文字情報読み取り機能を拡張させて文書管理サービスとして展開、様々な業態の多種多様な文書を一括管理できる可能性がある点を紹介。「OPTiM AIホスピタル」は電子カルテと連携し、LLMにより各種医療文書を自動生成して医療スタッフの業務負担を軽減します。同サービスはオンプレで実現されるため外部ネットワークへの情報漏洩リスクを軽減します。「農業DX」では、ドローンとAIの連携により農薬の最適散布や自動播種を実現し、パイロットの自動アサインなど現場運用も支援する取り組みを示しました。
 最後に、オプティムは今後もAIを核に産業・医療・農業のDXを推進し、地域から全国へ価値提供を拡大していく方針を示して講演を締めくくりました。
 

【資料のPDFリンク】
〇【動画】OPTiM会社概要 | 世界の人々に大きく良い影響を与える
OPTiM Contract
OPTiM 電子帳簿
OPTiM 文書管理
医療現場の文書作成を生成AI活用で効率化
OPTiMスマート農業サービス
〇【動画】オプティムの”楽しく、かっこよく、稼げる農業”|農業DX