2025年度理工学部キャリアデザインセミナー(数理・情報部門:数理)を実施

update: 2026.02.03

実施部門: 数理・情報部門:数理
実施年月日: 2026年1月8日(木) 
 
セミナー
 講師氏名: 白谷 崚 氏(数理科学科・2013年入学)
  就職先: 三菱UFJ信託銀行株式会社
 タイトル: アクチュアリーについて
<講演の概略>
 この度はキャリアデザインセミナーにお招きいただきありがとうございました。本講演では、アクチュリーの概要をご説明するとともに、生命保険会社での数理業務や信託銀行での退職給付コンサルティングといった私自身のキャリアを振り返りながら、専門職として果たす役割や数学的思考がどのように実務へ結びつくのかをご紹介しました。アクチュリーは確率や統計を駆使してリスク管理や将来予測を行うため、大学で学んだ数学を実務で活かすことができます。リスク管理における具体的な活用方法についても触れさせていただきました。
 また、転職経験を通じて実感した「自分が何に価値を感じるのかを見極めること」や「常に自分と向き合い続ける姿勢の大切さ」についてもお伝えしました。学生生活やアルバイトの中でやりがいを感じる瞬間、自分が力を発揮できる環境を理解することは、将来のキャリア選択における重要な指針になると考えています。
 学生の皆さんが真剣に耳を傾け、積極的に理解しようとする姿勢が印象的で、こちらも大きな刺激を受けました。今回の講演が、皆さんの将来を考えるうえで少しでも参考になれば幸いです。貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。(白谷 崚)
 
<担当教員の報告>
 数理サイエンスコースの3年次科目「解析学Ⅱ」の授業時間を一部利用して開催しました。出席管理システムで把握できた数理サイエンスコースの学生は23名で、他にデータサイエンスコース3年生40人以上の参加があり、熱気さえ感じられる雰囲気の中でのセミナーとなりました。
 講話のテーマは、保険を中心とした数理業務のプロであるアクチュアリーについてでした。内容は理論編、実務編、「なるには」編(就活についてのアドバイス、資格試験対策等)を含め多岐にわたり、特に理論面については数理統計の授業でも出てくる概念と関連付けられて、学生にとってわかりやすい説明がなされました。実務面では、実際に携わった業務経験を基に退職金や年金制度に関しての言及があり、教員や同窓会から参加された役員の方にとっては個人的にも非常に興味深い内容でした。
 講話直後、保険会社への就職活動において課されることのある数学の試験の内容・レベルについて質疑応答がありました。さらにセミナー終了直後、講師の方が本学在籍中に専門的に学んでいた数学分野について一人の学生が尋ねる場面があり、想定されていなかった状況に対しても真摯に対応して下さる様子を大変有難く見守らせて頂きました。

(担当教員:半田賢司)
 

キャリアデザインセミナーの様子